FC2ブログ

ひとこと写真

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

向井山朋子と映像

トシを取ったのか、やけに昔のことを想い出す

今日思い出したのは、1993年くらいの現代ピアノリサイタル

写真にも通ずる体験だったので、今日はこの思い出話

場所は川口、リリアホール

仕事帰りに立ち寄って、うーん、面白そうだなぁ、どうしよう、と迷っていたら、一緒に来るはずの友人が来れなくなってチケットが余ってるのであげます、という女性が現れて、そのまま聴くことになったコンサート。

まぁ、最初はフツーに始まったのだが、現代音楽の非日常性がジワジワと五感に染み込みつつ、第2部から向井山さんが圧倒的に魅せ(聴かせ)始めた。

まず、第2部開演と同時に、ホールが真っ暗になる。聴衆はこういうことも予期している人が居たのか、騒ぐ人もなくすこしずつ会話が減り、やがて静寂に。

そこに、ごくごくわずかな照明が舞台の中央に当たり、そこに立っている、大きな、ヒマワリのような花がやっと見てとれる。

演者が登場。中央まで歩いてきて花を愛でている様がぼんやりと分かる。

これが5分くらい続く。静寂の5分は永遠に近い。

そこから演者はピアノに向かう。

第一音が静寂を破る瞬間、これほど音に集中したことがあるか、という研ぎ澄まされた感覚の聴衆がその音楽を聞き始める。

僕はこの第2部の1音目から音楽に飲み込まれたようで、最後のメレディスモンクのカバー、ダブルフィエスタでは既に現代音楽への興味が抑えきれなく高まっていた。翌日池袋のWAVEかどこかで、すぐにメレディスモンクのCDを手に入れて知り合いやら後輩やらに無理やり聴かせたのを覚えている。

まず表現したいものがあり、そしてそれを、いかに受け手の中に彫りこんでいくか。

そんなことを深く考えるようになった・・・のに、数々の些事に気を取られている間に14年くらい経ってしまった。という深ーい反省のお話・・・


回想していてネットで向井山さんを検索したら最近は「For You」というプログラムをやっていて、チケットを1枚だけ発行。一人の聴衆のために大きなホールを使ってリサイタルをやっているそうな。彼女はオランダ在住なのでわざわざ日本にやってきて一人だけに聴かせて帰ったそうだ。表現者は新しい表現方法への挑戦者でもあるんですねぇ。

14年経ってまた勉強になりました。優れた芸術表現の影響力は絶大だ。

テーマ:モノクロ - ジャンル:写真

  1. 2006/07/02(日) 02:43:06|
  2. その他
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<S/N | ホーム | 日立でよかった>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://bangkokwalker.blog72.fc2.com/tb.php/6-97c2a588
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

最近の記事

カテゴリー

リンク

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。